【志望動機書を書く】企業への応募書類は、通常、履歴書と職務経歴書の二点です。ところが、経歴的にマイナス要素がある場合には、これらの書類にプラスしていくつか書類を提出します。 例えば、病気などをして離職した場合は、仕事をするのに健康上何ら問題がないことを示す医師の診断書であることもありますし、なぜ就職をせず留学を志したのかを説明する自己PR書、学生時代に勉強したことが直接仕事につながる場合(主に理系分野の研究者)は、研究内容のPR書であることも。
しかし、経歴的にマイナス要素がある場合は、それでも敢えて応募することが多いので、プラスαで提出する書類として一番多いのが、志望動機書でしょう。
志望動機書を書く
志望動機書を提出するのは、何も応募時だけではありません。もちろん、応募時の“大卒以上”といった要件に合わない場合や、転職回数が多数ある場合に、それでも敢えて応募する際の「何で応募するの?」という企業側の反応を和らげるためにも書きますが、一次面接終了後、最終面接終了後、などにも提出することがあります。
マイナス要素がある場合は、そのマイナス要素がネックになって、人事が採用をためらうことがよくあるからです。一応、書類審査は通過して一次面接もしてみたものの、他の“ピカピカ”の第二新卒と比較すると、やはり次に通すのには迷いが生じてしまう、というような状況になるのです。 人材紹介会社で応募した場合は、書類審査が通過した場合はもちろんですが、面接が通過した後にも、通過理由やその時の人事の感触を確認することができます。その際に「転職回数が多くても、人柄には問題がないように思えるし、考えもなかなかしっかりしているんだけど…」という話がでることがよくあるのです。実際に会って話してみて、問題のない人だとは分かっていても、改めて職務経歴書などを見直してみると、その経歴がネックになってしまうのですね。(それだけ、経歴はモノを言うものなんですね。)
面接後、このようなフィードバックが企業側からかえってくると、再度、志望動機書を使って、人事担当者の不安を払拭させるのです。この際、ポイントは、ただ単に志望動機を再度アピールするのではなく、面接で伝え切れなかったことを中心に熱意を伝えます。さらに「面接中にこういう話を伺って、あらためて仕事や会社に興味を持ちました」、または、「面接中にこういう話を伺って、○○の知識が必要だと考え、早速○○の勉強を始めました」などの内容をプラスするとなお良くなるでしょう。書き方については、担当者と要相談ですね。
人事が採用をためらっている時に、絶妙のタイミングで志望動機書を提出することによって、やっとの思いで内定を手にすることもあり、まさにエージェントを使う醍醐味ともいえます。しかし、当然のことながら、応募段階では、いくら完璧な志望動機書を提出しても、採用担当者の「なぜ応募?」という疑念は完全には払拭できません。少しでも面接の機会を広げるための一つの手段に過ぎないということを覚悟しておきましょう。そして、運よく書類審査が通過した場合は、その志望動機書に書いたことがウソにならないように、面接対策をしっかり行う事が大切です。

