【職務経歴書に書く経歴がないがどうしたらいいの?】第二新卒と一言にいっても、立場は様々です。大学を卒業して社会人経験が数年ある人もいれば、アルバイト経験が主な人、弁護士になるために勉強に専念していた人、ワーキングホリデーに参加していた人、ボランティア活動をしていた人、留学していた人、などです。
社会人経験のある第二新卒は、職務経歴書を作成する際は、職務経歴が浅いからといってそれほど悩むことはないかもしれませんが、問題なのは、職務経験のない人です。上記の例で言うと、アルバイト経験が主な人以下、ほとんどですね。このように、職務経歴がない人は、職務経歴書はどのように作成したらよいのでしょうか?
そもそも、職務経歴書は必要?
企業によっては「職歴がないのであれば、職務経歴書は不要」ということもあります。したがって、書類応募の際には、履歴書を提出するだけでOKです。
しかし、人材紹介会社経由で応募する際は、職務経歴書にかわる書類を提出することがほとんどです。なぜなら、履歴書だけを提出されても、確かに、就職しなかったことは分かりますが、なぜアルバイトをしていたのか?、なぜ資格勉強していたのに就職を選んだの?、なぜボランティア活動?といったことが全く分からないからです。
実は、企業が一番知りたいのがこの部分です。職務経験を積んでいるかわりに、他の経験を積んでいるのであれば、なぜ?、どんな経験をしたのか、ということがポイントになります。 企業としては、少しでも社会人経験のある第二新卒を採用した方が、実務経験はなくても社会人としてのマナーが備わっていると考えるので、職務経験のない第二新卒は不利になることもあります。しかし、第二新卒の中には、新卒とさほど差はない第二新卒である場合もあるので、一概にはいえません。中途半端な経験の第二新卒よりも、しっかりと目的を持って取り組んで成果を残したワーキングホリデー経験のある第二新卒が有利になることもあるからです。
職務経験のない人は、第二新卒とみなされない場合もあり、応募が制限されていることもありますが、応募する際は、職務経歴書にかわるものを提出すると良いでしょう。
職務経歴書にかわるもの
職務経歴書は、職歴を書くものです。したがって、働いた経験がない人は、その間何をしていたのか、自己PRにつながるような志望動機書を書くことが有効です。
その際、下記がポイントになります。
・ なぜ就職の道を選ばなかったのか
・ なぜ、○○(アルバイト、資格のための勉強、ボランティアなど)をしていたのか
上記二点には一貫性が必要です。例えば、弁護士になることが夢で、そのための勉強をするために就職の道を選ばなかったのに、実際にフタを開けてみると、必死に勉強していたのはほんの数ヶ月で、生活のためにやっていたアルバイトがメインになってしまったというケースもありました。 また、就職の道を選ばなかった理由としてよく言われるのが“自分探し”のためというもの。“自分探し”をするのは自由ですが、就職や転職の場で大人が口にする言葉ではありません。特に、面接官を務めるのは、重い責任を背負って必死に働いているクラスの人たちであることも多いので、面接官によっては「何を悠長なことをやっていたのか」と思う人もいるでしょう。
“自分探し”のためのアルバイト経験であっても、ビジネスの場においては、他の言葉に置き換えましょう。
・ ○○でどんなことをして、そこから何を学んだか
職務経歴にかわる経験をアピールする場です。社会人経験がないからといって、消極的になる必要はありません。研修ぐらいしかアピールすることのない第二新卒よりも、よっぽどアピールすることがたくさんあるということも少なくありません。 例えば、飲食店のアルバイトであっても、店長代理をするまでに活躍した経験を持っていたり、実務経験に活かせるほどの法律の知識があるということもあるのです。
さすがにこれらのケースは稀ですが、仕事につなげることができると思うことは何でもアピールするようにしましょう。この点は、経験の浅い第二新卒の自己PRの仕方と同様で、少ない経験をいかに“工夫”してアピールするかがポイントでしょう。
・ なぜ、今のタイミングで就職しようと思ったのか
社会人経験のない第二新卒が、社会人経験のある第二新卒よりも不利なのは、社会人としてのマナー云々の問題もありますが、働くということに対する意識が希薄であると思われがちだからです。よって、なぜ、今のタイミングで企業に就職して働こうと思ったのか、ということを、これからも働いていく覚悟があるということと共に伝えることが大切です。
職務経歴書に書く経歴がないからといって、応募を躊躇することはありません。職歴のかわりになる経験があるのであれば、その経験をアピールするようにしましょう。

